介護付き老人ホームの入居金

夫が妻のために、介護付き有料老人ホームの入居金を支払った場合には、税金はかかるか?

1 結論
贈与税は、非課税。
夫が亡くなった時に返還を受けられる金額があったとしても、相続財産ではない。

これは、夫の妻に対する入居金の支払いは、扶養義務を履行するために支給した金品で有り、贈与は非課税であること。夫が亡くなった時に返還金に相当する金額があるとしても、妻は入居中かつ今後も介護施設の役務適強を受ける必要がである。介護を必要とする配偶者の生活に必要なもので有り、返還金を家賃の前払いとして相続税を課することは適切ではない。

この事案についての審査請求の要旨は、下記のとおりです。

被相続人の配偶者が介護付有料老人ホームへ入居する際、被相続人が支払った入居金に相当する金銭は、被相続人から配偶者へ贈与したものであり、贈与税の非課税財産に当たるとして、被相続人が入居契約に係る返還金相当額の金銭債権を有していたとする更正処分を取り消した事例(平成20年5月25日相続開始に係る相続税の各更正の請求に対してされた各更正処分・全部取消し・平22-11-19裁決)                        【東裁(諸)平22-110】 (TAINSより)
 

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