財産を確認しよう

「うちは預貯金もさほど多くもないし関係ないよ。」とか「まだまだ体も丈夫だし考えたこともないよ。」と思われる方も多いと思います。

実際のところ自分や近親者の身に万一のことがあった場合に、相続財産がいったいどれぐらいの金額になるのかを計算したことがある人は少ないのではないでしょうか。
相続税の節税は何のためにするのかといえば、財産を配偶者や子孫に残すためあるいは負担を最小限に抑えるためです。それには生前に何らかの対策を立てることが必要です。というのも、相続税の節税はいざ相続となってからやりくりするより事前の対策による効果が圧倒的に大きいからです。このことをまず理解しなければなりません。
相続があった場合、相続税を支払うのは相続人です。あなたが亡くなった場合はその配偶者や子供らが相続税を支払う義務が生じます。
既に対策を立てている方もそうでない方も相続税の節税方法を知っておいて損はないと思います。

 

自分の財産を点検しよう

相続税の節税を図るためにはまず、自分の財産を点検することから始めます。その上で節税するための方法を考えます。その際には相続税の仕組みを知ることが重要ですが、要点は2点です。
①相続財産を減らす
②財産を節税上有利なものに代える
相続財産を減らすというのは、相続時までに配偶者や子に贈与あるいは売却などを行って、相続時の財産を減らし、相続税を少なくすることです。
上手に贈与を繰り返せば、相続税をゼロにすることも可能です。
また、相続財産は決められた方法で評価されますので、不動産などは実際の売却価額とかけ離れることは少なくありません。従って、不利な財産は早めに処分するとか、評価を下げる方策をして相続時の節税を図ることが重要です。
以上のことは、相続開始後に実施するのは困難ですから、事前に対策をする必要があります。